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関西通訳翻訳理論および教授法研究会(関西IT研)でメタファーについての話をします。おさらいもかねてお気軽にご参加ください。
関西通訳翻訳理論および教授法研究会(関西IT研)でメタファーについての話をします。おさらいもかねてお気軽にご参加ください。
第19回 2012年6月16日(土)
午後1時~5時
場所:関西大学(千里山キャンパス)岩崎記念館2階 会議室 交通アクセス|キャンパスマップ
※キャンパスマップの (5) の建物が岩崎記念館になります。
会費:なし
DL:鍋島 弘治朗(関西大学文学部教授)
トピック:「メタファー研究の現在――課題と展望」
概要:
●本発表の第1部では2~3時間の十分な時間を費やして以下のことを行います。メタファーに興味がある方、メタファー理論を基礎から理解したい方に最適です。
A. メタファー理論の歴史 -- メタファー理論の変遷と争点の概説(比較説、相互作用説、ブレンディング理論、カテゴリー化包含説、アナロジー理論を含む)
B. 認知メタファー理論の概要と変遷 -- 基盤、領域、写像、プライマリー・メタファー理論など
C. メタファーと身体性 -- メタファーと主観性、評価性、イメージスキーマとの関連
●第2部では、第1部の知識を前提にアメリカ文学史に異彩を放つ The Catcher
in the Rye (J.D. Salinger, 1951) を取り上げ、そのメタファーと、その2つの翻訳(『ライ麦畑でつかまえて』野崎孝訳, 1964)『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(村上春樹訳, 2003) におけるメタファーの翻訳を議論します。これによってメタファー分析の実践を行うとともに、メタファーの翻訳、訳し方の種類を検討し、立ち返って作品全体に流れるメタファーと作品におけるメタファーの役割に光を当てます。
お気軽にご参加下さい。
指定図書:『日本語のメタファー』(鍋島弘治朗, くろしお出版, 2011) 第1章~第4章
※研究会終了後、懇親会を行います。会場予約の都合上、懇親会に出席される方は早めにご連絡をいただけるようお願いします(担当:染谷)。
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