DVDの予告で数回見たことがあり、ふんどし姿の染谷翔太が神木の大木にまたがってアタフタしながら落ちてくるところが面白そうで見たいと思っていた。
ネタバレ注意。
あらすじ[編集]Wikiより
高校卒業後の進路を決めていなかった平野勇気は、卒業式終了後に担任から就職先を決めておいたと言われ、母親からは恥ずかしいポエムを暴露すると半ば脅される形で家を追い出され、どんな仕事をさせられるのかも分からないまま、三重県の神去村へとやってくる。
列車を乗り継いで着いた先は、見渡す限り山が続く、ケータイの電波も届かない田舎。勇気が就職することになったのは、中村林業株式会社。山仕事に関しては天才的な才能を持つ飯田ヨキの家に居候しながら、ベテラン社員に付いて現場に出た勇気を待っていたのは、広大な山の手入れ。過酷な山仕事に何度も逃げ出そうと試みるもあえなく失敗、ヒルやダニとの戦い、花粉症発症など、辛いことはたくさんあれど、それらを凌駕する雄大な自然に勇気は次第に魅了されていく。さらに勇気は、神去小学校の美人教師・直紀に高望みの恋心を抱き、玉砕しても諦めずに想い続ける。そして、神去村で48年に一度行われる神事オオヤマヅミに、勇気も参加することになる。
都会のひ弱な少年が、大自然の中の過酷だが、暖かい日常の中で成長する物語。
先輩にたたき起こされたり、ヒルにかまれたり、マムシにかまれて耳がとろーんと垂れちゃったり、するなかで、次第にたくましくなっていく。最後は神木に縄に足をとられ、48年に一回の祭りの巨大な丸太の上に乗ってジェットコースターのように女たちばかりが待つ地上に落ちていく。
ただ、そのクライマックスの下地には次の展開がある。
1.自治会長さんに挨拶にいくようにいわれたが、その重要さに気がつかず、家を間違えたまま、挨拶もせずにそのままになっていた。(問題の契機、伏線、フラッグ)
2.よそ者は祭りには参加させん、とする村の人々。その中には、自治会長さんも。(問題の進展、悪化)
3.山に入ってはいけない日(神様が木の数を数えるので、人間が入ると木に数えられてしまう)に山に入ってしまった子供を助けに皆が山に入るが、山の女神?のような手に導かれ、主人公が、その子を見つけて助けて帰ってくる。それは自治会長さんの孫。翌日、自治会長さんたちは、主人公の家にお礼にくる。自治会長さんは、その家を去るときに、最敬礼して帰っていく。(和解)
ま、山の生活あるあるを紹介しつつ、少年の成長を描きつつ、染谷と長澤まさみの軽い恋愛事情を交えつつ、そういった古い社会との相克と和解という要素を複線的に上手につないである。
神が木を数える日、っていうのが面白いね。その話はどっからきたんだ?日本神話?
<役者に関して>
- 平野勇気 - 染谷将太
染谷翔太は、園子温の『ヒミズ』から親しみがある。(ま、二階堂ふみのがより好きだったけど)。園作品に出た俳優にはなぜかcricketはすべて好意的だ。園好きなんだろ。染谷翔太には、こんな逸話もあるらしい。
「ソフトバンクの「お父さん」になったりして、絶好調の染谷翔太君。少年なんだよね。睫毛長くて、いい子っぽい。「染谷は早熟で中学生の時から新宿のゴールデン街を出入りしていたそうです。その理由は、満島ひかり、吉高由里子などを見出した映画監督の園子温氏に会うため。」
へ~やるきあるんだ。
長澤まさみは、『モテキ』であまり好印象がなく、『世界の中心で、愛をさけぶ』をその後に見て、あ~こういうことね、とわかった。性格良さそう。ここでは、「美人過ぎる山林の小学校教師」程度の美しさ。
- 飯田与喜(よき) - 伊藤英明
勇気君も憧れの視線で見てましたが、かっこいいですね!
- 飯田みき(与喜の妻) - 優香
山の中にこんな美人妻がいたら、ドキッですね。伊勢弁もうまいし、なかなかの好評価。映画で優香みたのは初めてですよ。
タケシ事務所の刺客、マキタスポーツがこんなところにも。この人は芸人よりも、役者のが向いているかもしれませんね。『苦役列車』でも結構いい味だしてましたし。でんでんみたいに、役者で大成するするかも。
この人の伊勢弁もすごくうまかったです。というか、この人の顔はドラキュラ?何系の顔だろう.... 特徴ある顔です。ダイアンの面白くない方と似ています。
いつものへらへらした役ではなく、こわい自治会長さん役。
TOKYO TRIBEにも出てるのか。
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