2011年7月22日金曜日

義太夫

数週間前、東海道中膝栗毛が終わって、近松門左衛門に入る。以前注文したCDがあったので、取りに行く。曽根崎心中の節を聞く。一人語りはドゥルーズ=ガタリより役割語に近く、院のゼミで翻訳調の役割語や一人語りの役割語の使い分けについてひとしきり盛り上がる。

ところで台風というのはどうしてカーブのような曲線を描いていくのだろう。食い込む方向の方が威力が強いし。

そして、どうして上陸すると決まってピンボールのように跳ね返っていくのだろう。

今回は ドゥワン ドゥワン と2回、音を立ててアウトレーンに消えていったようだ。

2011年7月20日水曜日

キュービズム

ゼミの飲み会は梅田のちょっと妖しい一角であった。ダンサー(学生)がバイトをしている店であった。二階の友人宅のようなところでサッカーを見ながら2時間ほど。外に出たときまだ陽があった。先生、そんな写真撮るのですが、といわれたけど廃墟ビル、電信柱、オレンジ色の屋根、夕暮れ空がブロックのように区切られた景色が美しいと思った。青空は天と空虚の象徴である。この話はいずれ。

2011年7月6日水曜日

映画

仁義なき戦いシリーズを見ている。
『仁義なき戦い』『仁義なき戦い―広島死闘編―』『仁義なき戦い―代理戦争―』を見て『仁義なき戦い―頂上決戦―』を見始めたところだ。

ここまで気になる役者は二人。松方弘樹と渡瀬恒彦。松方の演技、渡瀬の存在感は凄い。微妙な意味で気になるのは千葉真一。俺は千葉真一的なんだろうなぁと思う。無駄に派手。