2014年7月10日木曜日

系は

緩やかに捻じれ

解け

再び組みあがる


繭のように。青虫が蝶になるように。


そういったことを思いついたのは自転車に乗っていた時だ。

河畔を走る2

川は室山から西日野に向かって次第に汚れが消えていく。僕はそれを逆向きに走っている。その深みでは、巨大な黒い鯉が行きかう。いつかその水面に浮かぶ緑と橋と信号と、青空と白い雲の間を太陽を乱反射して走る自動車の世界が本当にあると信じていた。

それを反転させ、現実の光と結び合わせてみる。幻想が沈み、退屈が浮かび上がる。

昼下がりの河畔を走る

棘のような鋭角を持った葉はそれぞれ、太陽を反射して真っ白な線に縁どられる。それを押し延べた緑の陰影。それはホテイのような丸い葉や、オリーブのような小さな葉にも続いている。

2014年7月9日水曜日

目を伏せる(行きかう時に)

自分が相手を認識していることを気づかれぬように目を伏せている。気づかれれば、こちらが相手の動きに合わせてくれると思わせるといやだから。

消失点

消失点とは不思議な概念だ。無限の世界がゼロに収束する。ゼロを視野に無限に敷き詰めて世界が出来上がる。

合流

名神のハーフドームのカーブで消失する線が
並行して傾きながら駆け上げる側道の白線と
一つの線に結ばれるのが
この風景が
美しい
理由

2014年7月2日水曜日

秋元先生の授業から 映画用語

establishing shot

ここからは、映画館のシーンですよ、という場面設定のために、映画館の全体像大写しにするなど、設定を明らかにするショットをそのように呼ぶとのこと。

フレーム導入表現だね


モンタージュ

切り替えしショット(ショットとリバースショット)