2013年7月14日日曜日

九州から

 漫才コンビに指導している夢を見た。非対称性でいこう、といっている。アンガールズの山根とペナルティのワッキーがコンビになっている。山根の方が話しやすいのか、ワッキーがなにかの理由でいなくて、山根は紫、相方は緑を基調にした衣装にしたらどうか、と机やイスが並ぶ教室のようなところだ。
 森田拳次という人の展覧会を見てきた。能古島でのことだ。満州から引き上げた漫画家の会の作品集だという。葫蘆(コロ)島からの出発。夕陽。今、僕の中でANAで見た富士の文化遺産を讃えるイメージビデオにすりかわっている。博物館は坂の上にあった。草の中をモルタルで固めた道を上っていくのは串本の夏休みを想起させた。ほんの近くの小さな島でも、そこが海で区切られていることを知っているから遠くへきたような気になる。森田拳次は「丸出ダメ夫」「ロボコン」の作者だという。久しぶりに聞いた名前だ。
 いただいたお土産を早朝、仏前に置いて鈴を打つ。お供えのご飯の底の青カビが黒くなるほど繁殖している。こんなの食べたら、おばあちゃん死んじゃうじゃないか、と家人を咎めようかと思ったが、すでにおばあちゃんは死んでいるのだった。

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