2014年2月24日月曜日

2014年2月22日


羽田に向かうモノレールの中で、黒のジャンパーコートに大き黒めがね、帽子の男がいた。凶兆のようだ。管制塔は美しい。東京から千葉に向かう際、そして戻る際に見たスカイツリーのイメージと重なる。唯一の権力であり、コントロールタワーである。スカイツリーというネーミングも環境に優しいいいネーミングだったと思う。
 羽田のてんやでは、隣の若い男女の会話が耳に入ってきた。いや、男女と思っていたが一人はとても声の高い男のようだ。こちらから見えるその男の子は眼鏡をかけて黄色い顔をしている。よく聴いていると確かに男の声だが、高いところになると女と区別がつかなくなる。もう一人はだいぶん落ち着いた低い声だ。アキさんという人の話をしている。アキさん目当てとかアキさんはあんなだから誰とでも仲がよくなるとか話している。アキさんが男か女かわからない。反対側を見るとまったく聞こえてなかったがこちらは太った店員の制服の女性とジャージをきた女性だ。見ていてもあまり話の内容が頭に入ってこない。僕は運良く4人掛けの席に案内されたので両横がそれぞれ二人連れなのだが、人間って結構、話すのが好きなんだなと思った。
 院の口頭試問と院入試の間を縫って人口知能学会ことば工学研究会で発表をしてきた。今回は、KDDI研究所の鈴木雅巳さん、モンゴル文化教育大学のアシガイ・デルゲルマーさんとの共著だ。内容はThe Catcher in The Ryeを取り上げてホールデンに自閉症あるいはアスベルガー症候群の傾向があってメタファーの生成と理解が困難なのだという説を提示したのだ。


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