2011年9月21日水曜日

チロシン

チロシン(tyrosine、英語発音: /ˈtaiərəˌsiːn/ タイアラスィーン)は、アミノ酸の1つで、側鎖にフェノール部位を持つ。「タイロシン」とも言う。2-アミノ-3-ヒドロキシフェニルプロピオン酸あるいは p-ヒドロキシフェニルアラニンとも呼ばれる。略号は Tyr または Y。

納豆の賞味期限について調べていたら(なぜなら私は納豆の熟成したのを好むので)あのシャリシャリは「チロシン」の結晶であることが判明。納豆は賞味期限2~3ヶ月後のものに出る。4ヶ月たつとカンピンタンになる。写真は賞味期限が7.23のもの。まだちょっと早い。6月のを食べたらぴったんこだった。




チーズにもあるんだよね~。熟成ゴーダの2年ものにはなくて3年ものにはあるあのシャリシャリ感。白い扶または雪の結晶のようなのがそれ。


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タンパク質を構成するアミノ酸。極性無電荷側鎖アミノ酸あるいは芳香族アミノ酸に分類される。糖原性・ケト原性を持つ。

チーズから発見されたため、それを意味するギリシャ語の tyros から tyrosine と名付けられた。
ヒドロキシ基の位置が異なる3種類の異性体、パラ-Tyr (p-Tyr)、メタ-Tyr (m-Tyr)、オルト-Tyr (o-Tyr) が存在するが、フェニルアラニンヒドロキシラーゼによる酵素反応で合成されるのは p-Tyr のみである。他の2つの異性体は酸化的ストレスが高い場合にヒドロキシルラジカルの攻撃によって生成する。 チロシンは酵素チロシンヒドロキシラーゼによってドーパに変換される。
プロテインキナーゼの作用でリン酸基による修飾を受け、ある種の酵素の機能や活性を変化させるため、シグナル伝達で重要な役割を果たしている。リン酸化されたチロシンはフォスフォチロシンと呼ばれる。また、チロシンは甲状腺ホルモンのチロキシン、トリヨードチロニンやメラニン色素、生理活性なカテコールアミンであるドーパミン、ノルエピネフリン、エピネフリンの前駆体である。
ケシがモルフィンを生産する際にも用いられている。
また、りんごを変色させる原因となる物質としても知られている。
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音楽のように響く説明。


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チロシンは、大量に飲用した場合は約2時間後に血中チロシン濃度のピークに達し7時間持続する。[1]
神経伝達物質の前駆物質であり、血漿中のノルアドレナリンやドパミンのレベルを増加させる。[2]
冷水ストレスにさらしたラットの攻撃性を正常レベルにもどしたり、ヒトではストレス条件下の気分や認識作用の改善がみられた。[1]

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ま、気分がよくなるわけね。ドーパミンになったりアドレナリンになったりして気分をよくしたり、興奮させたりするのか。

ちょっと前にポリフェノールについて書きたいと思っていた。

あと、蟹を食べるとうっとりして至福感に満たされる現象の生理学的基礎も調べてみたい。

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