2012年1月1日日曜日

12月31日

12月31日(。尼崎のコストコ(Costco)に行く。フットボールゲーム(バーにあるようなやつだ)が21000円で売っていたので買おうと思ったが、引っ越しをする前だし、送料が5000円もするそうなのでやめた。1月になって、まだあったら一人で買いに来よう。革のバッグがショーウィンドウに並んでいる。その中でLoweの焦げ茶のバッグがお気に入りだ。昨年のクリスマスにも買いたいと思って見ていた。いつも買いたいと思ってみている。もちろん自分のではない。照明に照らされてキラキラと輝くバッグ。その美しい押型。三島由紀夫の『潮騒』の中で海女の漁獲量を競うコンテストで勝利した初江が新二の母親に選び出したバッグの描写を思い出す。
 この2日くらい卒論の佳境だ。15名中、2名にOKをだしていて、今日一人追加した。あと、3名くらいがOK予備軍なのだが、それ以外にはまだ一度も出していない人もいて予断を許さない。やや脅迫めいたメールをメーリングリストに回す。そっけないのは仕方がない。羊飼いの気分。
 これから、山田のショッピングセンターに行く。妻の財布の中から今日が期限のチケットが1000円分見つかったからだ。天麩羅そばを食べるか、何かのセットを食べるか思案中。
 Raidersの記事に関して、そのまま読みっぱなしにしておくのももったいないので、言語現象を拾っている。実際の言語使用は面白い。削除やイレギュラーな用法が山ほどある。Raidersほぼ10年ぶりにプレーオフのチャンスがある。サンディエゴとの最終戦は1月2日の日本時間早朝6時から始まるのでインターネット観戦する。楽しみだ。
 駐車場へは道を左に切れて道路の下の地下の道を潜るようにして右手のショッピングセンターに入る。青い制服の若い警備員が左手にもった光る警棒のようなものを、右手のひらにつけるジェスチャーをして、腕を回す。何の意味だろう。

12月30日(金)
 30日は7時から仕事場に出た。RaAM(欧州メタファー研究会/学会)の申し込みが主な作業だったのだが、朝飯前と思っていたものが1月4日まで締め切りが延長されたと友達からのメールに書いてあって、気が緩んで終わったのは4時であった。仕事場のプリンターは9月から壊れていてEPSONに取りに来てもらわなければいけないのだが、それができない。4ヶ月もプリンターがないままである。近くの共同プリンターのPCで作業をする。修士論文の佳境に入っている青山ゼミの所さんがいた。他に、数名学生さんがいたが、所さんしか私はしらない。スプリングくんには昨日、校正を頼んでおいたので余裕である。それにしても寒い。共同プリンターのあるところは広い部屋で余計に外の寒さが身に沁みる。

12月29日(土)
USJに行く。お弁当におにぎりを作ってもらう。かやくご飯の素で作ったご飯で。朝、9時半出発予定が10時半になる。思った通り混んでいたが、居心地は悪くなかった。入り口にウッドペッカーがいたが、何回か写真も撮っているのでパス。息子が身長の足りないときにもらったカードでスパイダーマンのライドに待たずに乗る。水の攻撃、火の攻撃、砲弾の攻撃を受けながら最後にビルから真っ逆さまに落ちる。地面につく直前にスパイダーウェブに救われるという算段。途中に倒れた自由の女神の頭像のイメージが脳裏にこびりついている。
 サンフランシスコにいた。金門橋公園の日本庭園(太鼓橋がある。神社もあるが、和風と中国風が入り交じった感じだ)を見たあと、見るともなく、みんなでぶらぶらと歩いていた。月は新月に近かったのだろうか、半月だったのだろうか、緩やかな時が流れていた。ステージが目に留まった。そしてその前に並べられた夥しい数の白いテーブルとデッキチェア。そのとき僕の頭には、人類がいなくなった後にあのステージ、テーブル、チェアはあのまま並んでいる映像がよぎった。自由の女神の頭像はそれと同じだ(ただ、確か、そのイメージはすでに猿の惑星で使用されていたはずだが)。
 キティのショーを途中にして、スヌーピー (中座)
夕日が名神高速の防音壁のメカキングギドラのような節足動物的ジュラルミンにメタリックに反照している。落葉樹が逆さまになった箒のようなシルエットを映しだしている。倒錯の森(The inverted forest)ならぬ倒錯の箒(the inverted bloom)だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿