2012年1月15日日曜日

AKB48

朝、気がつくと頭に「セーラー服を脱がさないで」が流れている。秋元康の陰謀か。というより、どこを向いてもAKBの時代になってしまって、それが秋元康の初期のプロジェクト、おにゃン子クラブの楽曲を思い出させているのだと思う。

秋元康には、リバイバル賞とサバイバル賞をあげたい。
だって、小室、つんく、と来たNo.1プロデューサーの地位を30年近くかかって奪回するという驚異の技を成し遂げたのだから。普通つぶれるだろ。

AKBという手法はベタだとしか思えない。秋元康は農業的である。苗を拾ってきて、大量に育てて、いいのだけ使う。大きくなったらばら売り。または、破棄。(本当に気に入ったやつだけ自分用に取っておく。笑。)あんなのちょっと気の利いた人なら誰でも思いつく。

敢えてAKBの成功要因を考えると、秋元康の信念と我慢強さ(執着心)をおいて2つある。一つはネームバリュー。AKBも初期の頃は大変だったようである。全面的に赤字だっただろう。それでもプロジェクトが続けられたのは秋元康のネームバリューに他ならない。もう一つは、オタク層をターゲットにしたこと。小室もつんくも音楽を見ていた。秋元康は(自分もオタク的なのだろうが)購買層を見てオタク層をターゲットにすることで新たな需要を開拓した。需要の開拓。マーケティングの始まりである(なんと農業的なメタファーだろう)。

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