2014年5月27日火曜日

退屈

退屈なくらいがちょうどいい。


3年生ゼミの学生が、KAZUO ISHIGUROの翻訳を提出してきている。名前だけは知っていたがとてもいい。人生の「質」というのものを上手に救い上げている。質、とか淵とかいう言葉が僕の中にある。分厚さ、というイメージだ。

こうしている間にも月は膨れ上がっている。満月も近い。

豊満な充溢の中に放り込まれようとしているのかもしれない。

退屈などではないのかもしれない。

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