2014年1月21日火曜日

数日前の奇譚

夜、懇親会を終えて10時前に家に帰ってきた。妻と言葉を交わした。子供はちょうど今寝たという。お風呂に入ってきたら、というのでちょっとだけ暖まるために風呂に入ることにした。

僕は二階のベッドで夢を見ている。次の日が授業で、まだ、テストも作らなければいけない、その他の準備もしなけばいけない。それに、その前に今日締切の発表申し込みをヨーロッパに送らなければならない(欧州は8時間遅れだから朝でもギリギリ間に合うのだ)。そんなことを考えて眠りが浅かった。どれくらい寝てしまったか。まだ、それほどは寝ていないだろう。階下に降りてみると洗面所の電気はついており、洗濯機の上の棚の丸い年輪をかたどった時計は11時を指していた。僕は湯船に浸かって外へ出た。時計は11時を指していた。寝間着を来て二階に上がって、月の隣に潜り込む。

ベッドには眠った気配がない。それが今日初めての経験である気がする。そういえば、時計を見たのは風呂に入る前だったか、後だったか。どうも私は眠っていなかったようだ。というよりは、このベッドで今日はまだ寝ていない。風呂で眠りに落ちて、二階へ行って、ベッドに入って眠って、戻ってきて風呂に入った、という夢を見て風呂で目覚めたようなのだ。

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