2014年6月1日日曜日

いちご

苺を捨てた。このような陥穽(かんせい)はどこにもある。一つは3月に息子と一緒にいったときに梅の花の咲く緑地公園の苗木市で、二株はいった波型の縁を持つ白いプラスチックの鉢のものだ。もうひとつは、(むしろ妻の)お気に入りの小さな花屋で母の日のプレゼント用にカーネーションを購入したとき一緒に自分用に購入したものだ。枯れかかってコバエのような小さな虫が飛び回るようになっている。もう苺の時期は過ぎ、これからこの虫たちと戦って来年を待つ効率を考えれば捨てる方がましだ。人生の黒点。何気ない凶兆。根絶やしにする。

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